排水性舗装による交通騒音低減効果について (その1) 小木曽建設株式会社
○はじめに
○騒音の表示・測定方法について デシベル(dB)って何?
○騒音の新環境基準における基準値の評価方法について
○等価騒音レベル(Leq)とは? 等価騒音レベル(Leq)とは、不規則かつ大幅に変動する騒音の評価量の一つで、騒音レベルが時間とともに変化する場合に、測定時間内でこれと等しい平均2乗音圧を与える連続定常音の騒音レベルとされています。 つまり、時間とともに変動する騒音レベルの測定値に対して、この値を時間変動のない一定の騒音レベルで代表させたとき、測定時間内の総音響エネルギーが両者で等しくなるような騒音レベルをLeqと言うのです。 Leqは、
など多くの特徴をもっており、国際的にも多くの国で環境基準を定めるのに採用されています。
○騒音測定方法 騒音の測定は、JIS Z8731に定める騒音レベルの測定方法に基づき、JIS C1502に適合した積分形普通騒音計(RION NL−06)を用いて測定を行った。
測定箇所は、県道伊那生田飯田線の豊丘ショッピングセンターパルム前で道路端(官民境界)上1.4mである。
今回の測定の趣旨は環境騒音ではなくタイヤ/路面騒音の低減効果を調べる目的であることから測定条件を表−1のように設定し騒音測定を実施した。 施工前 施工後 表−1 測定条件 |
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○測定結果 測定日は、施工前が6月26日(月)、施工後が7月7日(金)の同じ時間で行っている。 〜9時10分 2回目:9時20分 〜9時30分3回目:9時40分 〜9時50分今回の測定で得られた結果を表−2に示す。 表−2 測定結果
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○考 察 表−2から、屋外での騒音は約2dB低下した事がわかります。 前述したように音の大きさが3dBで約2倍になる事を考慮すると、騒音の低減効果はあったと考えてよいでしょう。測定条件が違うことから評価には戸惑うところですが、ほぼ同じ条件下で行われた3回目の測定を重視すれば、騒音レベルの低下が認められたといってよいでしょう。 なお、ここでいう測定条件とは、交通量や周辺環境のことで、施工前に比べ施工後の測定では交通量が少なくなったのは事実であります。道路全面をこの工法で施工した場合、より効果が現れるのではないかと思います。 また施工後2回目の測定では、測定場所付近にアイドリング中のトラックが停車しており、アイドリング中のエンジン音を考慮すると、実際の測定値よりは低くなると考えられます。 今後の課題としては、騒音測定の方法及び暗騒音(対象外車線のエンジン音や周囲の騒音等)の影響、さらには施工から数ヶ月後の騒音測定の必要性が挙げられます。これらの問題に対しては、現在一部の騒音測定で使われているRAC車という路面騒音測定車を使えば問題は解決するでしょう。しかしながら、現在RAC車は日本に数台しか存在していないため、JIS Z 8731で定められた測定方法を採用してみました。 今回の排水性混合物は空隙率が18%のものを用いました。これを20%程度にした場合、より低騒音効果が期待されると思います。今後、社内の試験施工においてこの部分においても確認してゆきたいと思います。
○最後に 今回の施工及び騒音測定は、当社としても初めての試みで多少の不安はありましたがまずまずの結果が得られました。 また、今回の結果をふまえ薄層排水性舗装の施工に大きな自信を得ることができました。 21世紀を目前にし変貌を遂げつつある道路事情において、環境面及びコスト縮減面を重要視した場合に今後主流となるであろう排水性舗装の更なる研究と技術力の向上を目指して頑張っていきたいと思っております。 最後に今回の施工にあたりご協力くださった方々ならびに周辺住民の皆様に深く御礼申し上げます。
全車線を排水性舗装に施工した結果の騒音測定もしました。(その2) 視認性の向上効果についても検証しました。
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