透 水 性 舗 装


一般にこれまでの道路舗装技術は、水密性の高い材料と構造に重点を置き、水を通さない舗装というのが常識でした。このため昨今の都市部では、地面はほとんど被覆され、わずかに街路樹の部分に地面の露出が見られるという状態で、

この結果

  • 地中への雨水の浸透が減る。
  • 下水道施設への負担を増す。
  • 河川等の公共水域を汚染する。
  • 土壌水分の不足から植生に悪影響を及ぼす。
  • 地下水の補充が不足して地下水位が下がる。

                            という現象が起きます。

そこでこれらを解決するために、歩道や駐車場の透水性舗装が出現しました。


透水性舗装は、今までの舗装技術とは全く逆の発想により、ポーラスな材料を使用し、雨水を路盤・路床に浸透、保水させる構造になっています。

写真はポーラスなアスファルト混合物 (透水性アスコン 13otop)

路盤より下に雨水を浸透させることにより以下のような効果があります。

  • 降雨の表面排水抑制。
  • 植生・地中生態の改善。
  • 地下水の涵養。
  • 本来の自然のもっている水循環に近づけられる。

 透水性舗装の適する場所

  • 歩道や遊歩道
  • 広場や運動場
  • 駐車場や集荷場
  • 工場や病院構内
  • 公園

 メリット

  • 雨が降っても水溜りができず歩きやすい
  • 街路樹などへの水の給水がよくなり植生が改善される。
  • 地下水が貯留され、環境改善につながる。
  • ヒートアイランド現象を抑制する。

一方、排水性舗装は路盤以下に水が浸透しない構造であり、車道に用いられている。排水性舗装用アスファルト混合物を表層または表層・基層に使用し、その直下に透水しない層を設け、路肩あるいは側方の排水桝や側溝に排水する舗装構成になっている。

すなわち、機能・構成が異なっていることから、透水性舗装とは別のものと区別している。

(2002年1月更新)


 

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